美容と健康の源!熱々のスンドゥブを味わいながら品川のトレーナーが語る“ボディデザイン”【韓韓市場 品川グランパサージュ店/港区港南】
品川・港南口を象徴するオフィス街の一角、グランドコモンズ。今回紹介するのは、ワーカーを中心にShinagawa peopleの胃袋を支えてきた “韓韓市場”です。以前掲載した“マハラジャ”と同じく、グランパサージュ内に立地する韓国の屋台料理が楽しめるお店です。
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本場の味を忠実に表現するため、料理のベースとなる味噌や唐辛子は韓国産にこだわっているのがポイント。
ランチ時には多くのShinagawa peopleでにぎわうこちらのお店は、季節に合わせたメニューを展開し、常連客を飽きさせません。9月からはディナー営業も再開。店内の雰囲気も含めて韓国に来たかのような気分を味わえます。
そんな“韓韓市場”をよく利用されるという本日のゲスト。品川・港南に所在するパーソナルトレーニングスタジオ“Body Design Studio ASK”の代表トレーナー・神戸貴宏さんです。
弱冠23歳で自身のスタジオをオープンし、健康雑誌『Tarzan』のトレーニング監修やTV番組でのダイエット企画サポート等を数多く手掛けています。
高校時代に学んだ“正しい努力”の仕方
「辛いものは得意ではないけれど、韓国料理は大好きです!」と話す神戸さんのもとに運ばれてきたのは“チーズチヂミ”。甘辛いソースを付けて頂くと、ふんわりもちもちな口当たりと優しい味わいが楽しめます。
トレーナー歴13年の神戸さん。高校時代にトレーナーになることを決意し、スポーツ現場や大手フィットネスクラブにて経験を積んできました。現在は一般の方向けの減量や身体づくりだけではなく、品川をホームタウンとする“品川CC WILDCATS”をはじめとするスポーツ選手のサポートもしています。
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トレーナーとしての神戸さんのベースは、中学・高校の6年間所属していた陸上部での経験によって築かれました。
神戸さん:
中学1年生の夏までは長距離、その後から高校3年間は走り幅跳びをメインに陸上部に所属していました。僕の学校の陸上部には専門の指導者が存在しなかったこともあり、高校3年時に部長を務めた際には、練習メニューの作成から後輩の指導まで一手に担っていました。
過去の練習メニューを踏襲するだけでは過去を上回る成果は出せないと思い、トレーニング理論を学び始めたのがトレーナー人生のスタートだったかもしれませんね(笑)。スポーツにおいてはメンタル面でのモチベーション低下もパフォーマンスに影響を及ぼすと思い、心理学も学びましたが、当時は今のようにインターネットも身近ではなかったので本を読んで、ほぼ独学で勉強していました。
陸上に打ち込んできた神戸さんが、“トレーナー”という職業を意識するようになったのは高校3年生の時。プロのトレーナーの指導を受ける機会を得て、独学では知り得なかった“正しいトレーニング”を目の当たりにしました。
神戸さん:
目から鱗が落ちるような体験で、色々な気付きを得ると同時に「このトレーニングを3年間できていれば…」と悔しく感じました。「どんなにやる気があっても、どんなに頑張っても、“間違えたこと”をやっていては意味がない」ということを痛感しました。
ですが、そんな僕に対しても、部活を引退するときには陸上部の部員たちが「教えてくれてありがとう」と感謝してくれました。その部員たちの言葉がトレーナーになろうと思う原点で、僕がプロトレーナーから得たような気付きを多くの方に伝えていきたいと思いました。
高校時代からすでに意識の高さが伺える神戸さん。
その後のキャリアが気になるところですが、美味しそうな音を立てながら韓国料理の定番“石焼ビビンバ”が登場。
具材を混ぜ合わせた後に、熱々の器に押し付けておこげを作れば香ばしさが増し、食欲を掻き立てます。
神戸さんもご満悦なこの表情。
お客様が本当に求めるトレーニングを実現したい
高校卒業後は専門学校へ進学し、経験を積みながら大手フィットネスクラブのトレーナーとして働いていた神戸さん。トレーナーになるという夢を叶えた一方で、大手ならではのサービスにギャップを感じる部分もありました。
神戸さん:
僕が配属された施設は大型店舗だったこともあり、たくさんのお客様にご利用いただいていました。様々なお客様がいらっしゃる中で、トレーナーと常連のお客様との繋がりが強くなるが故に、新規のお客様に対するフォローがおろそかになってしまう側面を感じていました。
また、大手ではサービスの均一化のために、マニュアルに則ったプログラムが主軸になります。僕としては、身体に対する要望はお客様毎に違うと考えていた中で、「お客様が本当に求めているサービスを提供できているのだろうか?」という疑問を捨てられませんでした。
大手は大手で良い面もたくさんあるのですが、自身の考えを行動で示すべく、23歳の時に独立してスタジオを立ち上げることを決意しました。
“Body Design Studio ASK”というスタジオの名前にも強いこだわりが。
由来を伺うと、神戸さんの目の輝きが増しました。
神戸さん:
僕が話したい事をすべて質問してくれてうれしいです!
まず“Body Design”という部分。
僕は身体づくりには“ダイエット→ボディメイク→ボディデザイン”という階層があると考えています。“ダイエット”は痩せること。“ボディメイク”は身体の造形美を求めること。そして、このスタジオで掲げる“ボディデザイン”は、造形が美しく肩こりや腰痛といった不調もなく、運動機能も高い状態を目指すというものです。
ASKはその状態を表す単語の頭文字になります。
“A”には“alignment(アライメント/姿勢を整えて不調を改善)、“S”には“strengths(ストレングス/身体を強化する)”、“K”には“kinetic chain(キネティックチェーン/運動連鎖、身体の動かし方)”という意味があります。
そして、古代ローマの複合医療・健康施設“アスクレピオン”からも着想を得ています。アスクレピオンというのは、身体を治療する診療所、娯楽としての劇場、知識を身につける図書館、そして癒すための温泉がある施設だったと言われています。
僕たちトレーナーがお客様の身体をより良い状態に整えながら正しい知識をお伝えすることで、“楽しみ”や“癒し”を提供する現代のアスクレピオンのような存在になりたい、という想いを込めてスタジオの名前を決定しました。
成功の鍵は“説得力”と“ステップアップ”
“Body Design Studio ASK”誕生の裏にある熱い想いを伺っていると、こちらも熱々の“サムギョプサル”が登場。スパイシーな厚切り三枚肉を、キムチやピリ辛ネギと一緒にレタスに包めば、豚肉の旨味が口の中いっぱいに広がります。
ちなみに、9月下旬からこちらのサムギョプサルが2時間食べ放題になるコースもスタートしたばかり。
神戸さん:
サムギョプサル食べ放題は最高ですね!
身体づくりの手法として、本当に食べたいものを我慢してササミや鶏胸肉ばかり食べたりすることもありますけど、やはり美味しいと思えるものを食べれば心が喜びます。美味しいものを楽しむことだって、健康的な身体をつくるためには必要なことですよ。
現在“Body Design Studio ASK”の利用者は品川に居住される方や働く方が中心で、男女比は半々。スポーツジム業界は「入会から半年以内の解約が8割」とも言われている中で、神戸さんが意識しているのは“説得力のある似た事例”の提示。美味しいものをしっかり食べるということもその一つだそうです。
神戸さん:
“ASK”では基本的にトレーナーとお客様がマンツーマンでトレーニングを行います。お客様からすると、比較対象がトレーナーだと「トレーナーは専門家だからできるのであって、自分にできる訳がない」と感じてしまうこともあると思います。
そんな時は、同じような境遇でありながら結果を出している方の事例をお話するようにしています。自身の状況に近い人と繋げて情報が得られれば、ゴールまでのイメージが湧きやすいですよね。
神戸さん:
トレーナーもお客様のシチュエーションに近くありたいですね。
お酒が好きなお客様もいらっしゃるので、僕も同じようにお酒を飲みますし、ラーメン好きのお客様がいらっしゃればこってりしたラーメンだって食べます。お客様とできるだけ近い食生活をすることで、説得力が増しますからね。自分の身体を実験台にしながら、身体づくりの手法を証明しています。
極端な実験として、“1か月、1日3食を某ハンバーガーチェーンのメニューで過ごす”というチャレンジをしたことがありますが、結果、体重は100gも変わりませんでした。きちんと運動さえすれば、我慢せず好きなものを食べてもいいということが、僕の身体を通じて伝えられたのではないかと思っています。
神戸さんの言葉からは“モチベーションコントロール”の重要性を感じます。継続的に健康維持や身体づくりを行うために一番重要なのは、“ステップアップする感覚”だと神戸さんは考えます。
神戸さん:
モチベーションを保つためには“できるだけ先のビジョンを見せる”ことが大事だと思います。例えばダイエットをするにしても、いつまでに何キロ痩せるという目先の目標に加えて、その先に痩せたら着こなせる服のバリエーションが増えてファッションを楽しめることまでイメージができれば、やる気も湧いてきます。
機能性が上がった身体を活かしてスポーツが楽しめるようになることも身体づくりの醍醐味ですよね。“ASK”では体重を落とせたお客様をフルマラソンにお誘いして大会に出場したことが何度もあります。トレーニングを始める前と比べて機能性の高い筋肉が付いているので、未経験でも走り切れるのです。「走るのは嫌い」と言っていたのに、今では毎月何十キロも走っているお客様もたくさんいらっしゃいますよ。
健康的かつ機能的な身体をより多くの方へ
本日最後のメニューは“スンドゥブ”です。ランチ時には8割の方が注文すると言うほどの名物料理。
今回は10月までの期間限定メニュー“きのこ4種とバタースンドゥブ”をチョイス。味噌ベースのスープにバターが溶け込み、コクのあるお味です。
神戸さん:
ん、美味しい!“韓韓市場”では辛さの調節が利くので、辛い料理が得意でない僕でも美味しくいただけます。
料理も締めに入っているところで、最後に、今後の展望について伺ってみました。
神戸さん:
少しでも多くの方に対して“健康的な身体を保ち続ける”ためのサポートをしていきたいという中で、身体づくりを意識できる“入口”を増やしていきたいと考えています。
その為の取り組みとして、身体の硬さや姿勢を改善するためのスタジオ“可動域改善GYM alignment”を開設しました。トレーニングというとハードルが高く感じられてしまいがちですが、前段としてストレッチ等を重点的に行い身体の基礎を整えることで、本格的なトレーニングを継続実施できるマインドにつなげられるのではないかと考えています。
また、企業の健康経営をサポートできるプログラム提供も進めていきたいです。
ある企業と取り組んでいる施策として、社員の方が就業時間中にトレーニングを行えるというサービスを提供しました。就業中ということで、自身の健康を維持することが“業務の一環”として会社から認められていることもあり対象となる社員の方の大半が離脱することなく取り組まれていました。
また、別の企業との取り組みでは、健康経営としての成果を出すために6回分を1セットとした身体づくりのプログラムを展開しました。身体データを測定した上で2週間後の次回までの目標値を設定し、達成するための宿題を出しました。そうすることで、自主性を持ってトレーニングに取り組んでいただけて、6回のプログラムを通してしっかりと結果が出せることを実感していただけました。
どちらにも共通していたのは、「他の社員もやっているから自分もやらなくては」と思えること。 健康な身体を作るための“ソーシャルサポート”を可能とすることが、企業の健康経営施策としてトレーニングプログラムを提供することの意義だと考えています。
個人主体でも企業主体でも、始めるきっかけは様々だと思います。その“きっかけづくり”と“身体づくりを楽しみ続けられる仕掛けの提供”が、僕たちの使命です。
今後、ぜひ「品川は身体が整っていて健康的な人が多い街」というイメージが広まる未来を目指していきたいですね!
“Body Design Studio ASK”は朝7時から平日は22時まで、休日は18時まで営業しています。朝活や帰宅前の新習慣として通うにはピッタリです。減量や姿勢改善等のお悩みがある方は、その先の“不調なく、美しく、機能的な身体”を目指してみるのはいかがでしょうか?
〈“Body Design Studio ASK”のHPはこちらから👇〉
今回ご紹介した“韓韓市場”は神戸さんもよく利用されているとのこと。「見かけた際はお声がけください」と仰っていただきましたので、品川の街中で神戸さんを見かけた際は身体づくりの秘訣等を質問してみてください。
それでは、次回もお楽しみに。
【店舗情報】韓韓市場 品川グランパサージュ店
住所|〒108-0075 東京都港区港南2-16-3 品川三菱ビルグランパサージュB1
TEL|03-5783-5775
HP|http://www.rincrew.co.jp/kankan/
MAP|https://goo.gl/maps/y8dQWVaMS5YXWCNp8