品川発!注目の冬イベント企画者と味わう“都市XR”と濃厚生牡蠣【Oyster Bar ジャックポット/港南】
品川にゆかりのあるゲストをお招きしながら、地元飲食店の魅力を伝える“Re-FRESH”。今回は、品川グランパサージュ地下1階の“Oyster Bar ジャックポット 品川”で、都市空間へ3Dコンテンツの制作・配信ができるプラットフォーム“STYLY(スタイリー)”の佐藤晃さん、澤田有人さんにお話を聞きました。
テーマは、2023年12月7日より品川インターシティ近くの品川セントラルガーデンで開催する“品川XRアクアガーデン”です。イルミネーションで彩られた実空間とAR(拡張現実)で表現された海を重ね合わせながら、その空間を歩く体験ができるという、他に例を見ないこのイベント。最新IT技術に目がない Shinagawa people はもちろん、あまり知識が無い方でも楽しめる企画です。
美味しい牡蠣をつまみに、夢ある最先端テクノロジーの話を聞く贅沢なひとときを、お楽しみください。
今回の舞台“Oyster Bar ジャックポット 品川”
品川駅港南口を出てすぐ、品川インターシティと品川グランドコモンズの間に、幅約45m・長さ約400m・面積約2haの広大な緑地“品川セントラルガーデン”が広がっています。
例年、11月上旬から2月中旬までイルミネーションの装飾が施され、港南口の冬の風物詩として人気のスポット。この広場に面したお店が、今回の舞台“Oyster Bar ジャックポット 品川”です。
品川グランパサージュ館内にある店舗入口には、日本や世界の牡蠣殻がずらりと並んでいます。種類だけでなく、産地や育ち方によっても殻の形状が違うことがわかり、これから出会うのはどんな牡蠣だろうと好奇心をかき立てられます。
店内に入れば、本日入荷しているおすすめの牡蠣たちがお出迎え。徹底した品質管理と熟練した職人の目利きにより、新鮮で安全な、その時期に一番おいしい牡蠣を提供するように努めているのだそう。
牡蠣以外の食材にもこだわりがあり、野菜・魚介類・卵は産地直送。生牡蠣はもちろん、ピザやアヒージョなどの一品料理にも力を入れ、牡蠣に合うワインも豊富に取りそろえています。
取材後もお仕事があるというお二人に合わせ、今夜はノンアルコールで乾杯です。
澤田さん:
前職の頃は会社の近くにオイスターバーがあってよく利用していたのですが、今夜は久しぶりのオイスターバーです!
佐藤さん:
僕は広島出身なので、牡蠣はよく食卓に上っていましたが、生牡蠣は今日が初めてです。
澤田さん:
「①糸島②ピュージェットサウンド③昆布森の順番でどうぞ」との説明でしたよね。牡蠣につけるソースもいろいろありますが、まずは“糸島”+レモンでいただきます!
佐藤さん:
おいしい……。
澤田さん:
甘くて、えぐみがなくて、するっと食べられますね。
澤田さん:
“ピュージェットサウンド”は、ミルキーな旨味がドバーっと出てきました。
佐藤さん:
糸島より濃厚感が強いですね。3つめの“昆布森”は、レモンとオリーブオイルでいただきます。
澤田さん:
……ふふ、これはもう、笑ってしまいますよ。これほど大きくて濃厚な牡蠣を食べたのは初めてかもしれません。
佐藤さん:
生牡蠣がこんなにも甘いとは! それぞれの個性の違いがわかり、どの牡蠣も美味しかったです。
品川セントラルガーデンが海中に? STYLYが描く都市XRの世界とは
“Oyster Bar ジャックポット”の牡蠣の美味しさを、詳細に伝えてくださったお二人に感謝! 続いての温かい牡蠣料理の提供を待つ間に、今回のXRイベントやお二人が携わる“STYLY”についてお話を伺いましょう。
澤田さん:
現在(取材時:11月上旬)公開できるイベント内容はこちらです。
このイベントは、夜の品川セントラルガーデンで、イルミネーションに重ねた拡張現実(AR)のアクアリウムを楽しめる内容になっています。
体験方法は2種類あります。このヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着してARの世界を歩き回る方法(要予約)と、ご自身のスマートフォン/タブレットでARを体験していただく方法です。
イベントのPR動画も作成しているので、是非ご覧ください。
※本動画はイルミネーション点灯前のイメージです
今回は、品川の憩いの場でもあるセントラルガーデンのイルミネーションとコラボしたARコンテンツを企画しました。一般参加者が屋外でHMDを装着して歩けるだけなく、それを2か月半の長期にわたり開催するという、とても希少性が高く、面白い試みになると期待しています。
佐藤さん:
地域や場所の特性にARやVRを組み合わせたコンテンツは、最近では“都市XR”や“都市型XR”と呼ばれます。
ここで、佐藤さんが使った“XR”という用語について、簡単に解説を。
佐藤さん:
発展中の分野ですから、新しい言葉もどんどんつくられています。しかし、僕個人としては、ARとVRの2つを区別できれば十分だと思っています。ARは現実空間にバーチャルなコンテンツを重ねたもの、VRは完全に現実をバーチャルで覆い隠したもので、現実とバーチャルの濃度がコンテンツによって違う、という感覚ですね。
澤田さん:
当社では、“STYLY”という“都市空間にXRコンテンツを制作・配信できるプラットフォーム”を開発・運営しています。今回のイベントでも“STYLY”を使用して、より没入感が高いAR体験を提供します。
佐藤さん:
“STYLY”を使うと、ただバーチャルの物体を動かすだけでなく、観察者がそこに近づいたりタップしたりすることでその動きを変化させられます。インタラクション(相互作用)の作り込みができるのが、“STYLY”の強みです。
澤田さん:
とはいっても、言葉だけでXRの魅力を理解するのは難しいですよね。だから、まずは体験していただきたいです。頭で想像していた“バーチャル”や“メタバース”とは違う世界が、間違いなく見えるはずです。
現実とバーチャルが溶け合う新空間体験を品川で
胃袋も知的好奇心も満たされた後は、品川セントラルガーデンを散歩して腹ごなし。少しだけ立ち止まって、イベント会場予定地を案内していただきました。
佐藤さん:
品川は100年前までは海だったという歴史を踏まえ、イベントのテーマを“アクアガーデン”に決めました。品川はテクノロジー企業も多く、イノベーションを起こしてくれそうな企業や人がたくさん集まっています。そんな場所で新しい挑戦ができるのは、とても光栄です。
澤田さん:
今日はスマホ液晶でしかお見せできないのが残念です。HMDを装着して見ると、バーチャルな海の世界の光と、現実のイルミネーションの光が溶け合って、映画のワンシーンに入り込んだようですよ。
佐藤さん:
HMDとスマホ・タブレットでは、体験の質もすこし異なります。品川だからこそ、XRだからこそのアクアリウム体験を用意していますので、ぜひ体験していただけたらと思います。
澤田さん:
XRの技術は今後ますます発展して、いつか、身の回りに当たり前に仮想空間が存在するようになる、つまり“空間を身にまとう時代”が来ると私たちは考えています。このイベントを契機に、品川が新時代をつくりたい人々が集まる場になっていったら、すてきですね。
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目覚ましい発展を続けるTechnology。最新技術を活用したサービスや商品への期待に胸を膨らませる人は多いと思います。
今回のインタビュー中、お二人からは何度も「まずは体験してほしい」という言葉が出ていました。百聞は一見に如かず。イベントでXRを体験したら、あなたの目にも夢ある未来が映るかもしれませんよ。
それでは次回の記事もお楽しみに。
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▼STYLYのnoteもぜひご覧ください!
【店舗情報】Oyster Bar ジャックポット 品川
住所|東京都港区港南2-16-3品川グランドセントラルタワーB1F
TEL|050-3184-4055
MAP|https://maps.app.goo.gl/9687WpjPsyXxRSG78
HP|https://www.jack-pot.co.jp/brand/oyster-bar-jackpot-shinagawa/