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“品川やきいもテラス2024”をもっと面白く!焼き芋アンバサダーの天谷さんとお芋スイーツ作戦会議【銀座 福祿壽 品川シーズンテラス店】

品川にゆかりのあるゲストをお招きしながら、地元飲食店の魅力を伝える“Re-FRESH”。今回は、“銀座 福祿壽(ふくろくじゅ) 品川シーズンテラス店”にて、焼き芋アンバサダーの天谷窓大さんにお話を聞きました。

天谷さんは、2024年3月に累計5回目の開催を迎える“品川やきいもテラス”の発起人。品川の冬の風物詩としてたくさんの Shinagawa people に愛されている当イベントですが、その発端に、天谷さんの“みんなが働く日常を少しでも面白くしたい”という想いがあったことはご存じでしょうか。

“品川やきいもテラス”はなぜ生まれたのか。そして、2024年の開催はどう進化し、どのような見どころがあるのか。今期の“品川やきいもテラス2024”ではアドバイザーとして運営に携わる天谷さんによる、愛情いっぱいの甘〜い焼き芋トークをお楽しみください。


今回の舞台“銀座 福祿壽 品川シーズンテラス店”


今回の舞台は、品川駅港南口から徒歩6分の品川シーズンテラス2階の“銀座 福祿壽 品川シーズンテラス店”。ガラス越しに広がる緑を眺めながら、厳選された日本茶や、和スイーツ、出汁茶漬けなどを、ゆったりといただける甘味処です。

“品川やきいもテラス”の会場から目と鼻の先に立地している“福祿壽”では、“品川やきいもテラス2024”の開催日に限定特別メニューが提供されるとのこと! 福祿壽店長に「焼き芋アンバサダーの天谷さんに特別メニューを試食してもらいませんか?」とお話ししたところ、快く引き受けていただけました。

はじまりは“エクストリーム出社”!? 品川やきいもテラス誕生秘話


まずは、“品川やきいもテラス”の原点に迫ります。

きっかけは、今から10年ほど前。当時、テレビ番組制作会社で多忙な日々を送っていた天谷さんが個人的に始めた、“エクストリーム出社”という遊びにありました。

天谷さん:
仕事が忙しかった当時の僕が、モチベーション高く出社を楽しもうとして考えたのが“エクストリーム出社”でした。一言でいうと、“起床から始業時刻までの間にどれだけ極端で過激な遊びを体験できたかを競う競技”です。

個人的に始めたつもりだったのですがSNSでバズり、会社にも知られることとなりました。幸いなことに社長は面白がってくれ、社内には新しくイベント部門が設置され、僕はエクストリーム出社企画の担当となりました。その流れで、冬の企画として何気なく思いついた「焼き芋を作ってから出社するイベント」が“品川やきいもテラス”の原型です。

“品川やきいもテラス”誕生前夜の大騒ぎをダイナミックな動作で表現する天谷さん

ここから天谷さんの奔走の日々が始まります。“焼き芋イベント”のアイデアはあれども、実際に開催するのは初めて。会場探し、出店者探し、機材探しなど、すべてが飛び込み営業状態でのスタートでした。時には有識者から「焼き芋以外のフードも必要」とアドバイスを受けたこともあったそうですが、天谷さんは焼き芋へのこだわりを貫きました。

天谷さん:
仕事でヘトヘトになって、たまたま通りがかった焼き芋屋さんから漂ってきた、あの匂い。ストレスで凝り固まった心がほどけて、一筋の光が差し込んだように感じた、あの美味しさ。そんな、焼き芋がもたらしてくれるほっこりとした幸せを、多くの人と分かち合いたかったのです。だから、このイベントのフードは「あえて焼き芋一本でいかせてください」とお願いしました。

そうして開催された第1回“品川やきいもテラス”は、1週間で約3万人を動員! 誰も想定していなかった大盛況の裏側で、現場は大慌てだったようです。

画像:品川やきいもテラス2019 イベントレポート(品川シーズンテラスホームページ)より

天谷さん:
「1日100人くらい来たらいいな」とゆる〜く構えていたら、たちまち会場が人で埋め尽くされ、驚きました。初開催の思い出は、お待たせしてしまったお客様にひたすら謝っていたことしかありません。しかし、その経験があったからこそ、焼き芋の人気を確信でき、現在まで育ててこられたのだと思います。

2024年のやきいもテラスの見どころは?


画像:品川やきいもテラス2024~セレクション8~(品川シーズンテラスホームページ)より

2019年の開催後は一旦イベント運営から離れていた天谷さんですが、“品川やきいもテラス2024”では5年ぶりにカムバック! 出店者のコーディネートという重要な役割を担います。今期はどんな焼き芋屋さんとの出会いがあるのでしょうか。天谷さんの注目ポイントを教えていただきました。

【品川やきいもテラス2024〜セレクション8〜 実施概要】
日時:2024年3月1日(金)~3日(日) 11:00~17:00 ※荒天中止
会場:品川シーズンテラス イベント広場(東京都港区港南1丁目2番70号)
入場料:無料(事前申し込み不要)
詳しくはこちら:https://sst-am.com/event/8632.html

天谷さん:
サブタイトルに“セレクション8”とあるように、今回は8店舗の焼き芋屋さんが集結します。珍しい品種のさつまいもを扱っていたり、特徴的な焼き方や食べ方を提案していたり、面白いキャラクターの店主がいたり。魅力的なお店ばかりです。

画像:品川やきいもテラス2024~セレクション8~(品川シーズンテラスホームページ)より

天谷さん:
また、今回は“発掘枠”という新ルールもつくりました。“セレクション8”の焼き芋屋さんが惚れ込んだイチオシの焼き芋屋さんを連れてくる仕組みで、今回2店舗の初出店が決定しています。

焼き芋初心者からマニアまで、幅広い方にご満足いただけると思います。ぜひ、新たな焼き芋屋さんとの出会いを楽しみ、魅力的な焼き芋の数々を食べ尽くしていただけたらうれしいです。

お楽しみは会場外にも
福祿壽×天谷さんの“限定メニュー”作戦会議!


“品川やきいもテラス2024”では、品川シーズンテラス建物内の飲食店を利用するのも楽しみのひとつ。“福祿壽”でも、昨年11月の期間限定メニューとして提供されていた2品をイベントコラボメニューとして提供予定であり、天谷さんに感想をいただきました。

1品目は「さつま芋ブリュレパフェ」。大学芋と芋クリームの下に、わらび餅、白玉、カステラ、抹茶ソフト、寒天、黒蜜といった甘味オールスターズがぎっしりと詰め込まれています。

天谷さん:
いただきます!
上に乗っているのは大学芋ですね。なるほど、香ばしい。その下のクリームはふわふわで、やさしい食感です。
材料のさつまいもの品種は何ですか?

店長:
芋クリームは“シルクスイート”を使用したものです。大学芋は特定の品種を決めていないので、天谷さんのおすすめを伺いたいです。

天谷さん:
大学芋なら、“栗黄金(くりこがね)”や“あいこまち”のようなホクホク系のお芋をカリッと揚げるのが良いと思います。2023年デビューの新品種“栗かぐや”も面白そう。もっちりとした食感なので、外カリカリ中モチモチの大学芋になって、品種の魅力をより引き出せると思います。

芋クリームの下にある抹茶ソフトも、とてもいいですね。抹茶の旨味と清涼感が感じられます。最後は寒天と黒蜜であんみつ味に。いい読後感ならぬ“食後感”が残ります。

2品目は「さつま芋みるく」。ふわふわのかき氷に芋クリームがかぶさり、大学芋や小豆がトッピングされています。

天谷さん:
丼物のような迫力ですね。
うん、こちらも香りよくすてきなお芋です。氷のミルク感は練乳ですか?

店長:
はいそうです。ミルクベースのソースをふわふわの氷にかけております。氷の中心部分にはビスケットを忍ばせて食感の変化を楽しめるようにしています。

天谷さん:
見た目のボリュームに反して、軽い食感ですね。色々な甘さが続々と現れて、ひと皿で4つぐらいの甘味メニューをいただいているような満足感があります。抹茶や焙じ茶とセットにして、おしゃべりしながらゆっくりといただくのにちょうどよさそうです。

天谷さん:
今回いただいた2品は、どちらもお芋の組み合わせが素晴らしいと感じました。最後まで飽きのこない味で本当に美味しかったです。ごちそうさまでした!

* * *

2時間弱のインタビュー中、満面の笑みで焼き芋への愛を語り続けてくれた天谷さん。その言葉の端々から、どんなときでも“面白がり”を忘れず、感動を人と分かち合おうとする、純粋で優しいお人柄が伝わってきました。

“品川やきいもテラス2024”では、焼き芋の作り手だけでなく、イベントの作り手にも着目してみると、さらに面白いかもしれません。
それでは次回の記事もお楽しみに。

【店舗情報】銀座 福祿壽 品川シーズンテラス店


住所|東京都港区港南1丁目2−70 品川シーズンテラス 2F
TEL|03-6712-8555
MAP|https://maps.app.goo.gl/k3dmNvKDE9QXAMaT7
HP|https://www.ginzafukurokuju.com/