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大人の初めてバレエも歓迎!天王洲のバレエスタジオ主宰の長谷川さんと、絶品イイダコプルコギ鍋で夜ごはん【韓国料理 潤ちゃん 天王洲アイル店】

品川にゆかりのあるゲストをお招きしながら、地元飲食店の魅力を伝える“Re-FRESH”。今回は、天王洲アイルに2024年11月にオープンした“韓国料理 潤ちゃん”にて、 “Plume Ballet Arts(プリュムバレエアーツ)” 代表の長谷川 修子さんにお話を聞きました。

“Plume Ballet Arts” は、長谷川さんが2020年7月に立ち上げたクラシックバレエ教室。現在は天王洲アイル“シーフォートスクエア”に専用スタジオを構え、赤ちゃんから大人まで、初心者から熟練者まで、バレエを楽しみたいと思うさまざまな人に合わせたプログラムを提供しています。

近年では大人の習い事としても注目されるバレエの魅力を、長谷川さんに存分に語っていただきました。“韓国料理 潤ちゃん”の絶品韓国料理とともに、お楽しみください。


今回の舞台“韓国料理 潤ちゃん”

東京モノレール 天王洲アイル駅から徒歩2分。スフィアタワー天王洲1階に2024年11月にオープンしたばかりの新店が、今回の舞台“韓国料理 潤ちゃん”です。

店主は約2年前まで川﨑で人気韓国料理店を営業していた経歴の持ち主。1年の休眠期間を経て、心機一転再開したのだそう。

“潤ちゃん”の特徴は、本場の味付けにこだわった自家製の本格韓国料理。各テーブルにはガスの元栓が配備され、卓上でできたての韓国鍋やサムギョプサルをいただけます。その評判は瞬く間に拡がり、オープン間もないにもかかわらず、すでにランチ時には行列ができるほど盛況なのだとか!

今回のゲスト・“Plume Ballet Arts” の長谷川さんも、“潤ちゃん”のことは気になっていたようで——

長谷川さん:
こちらのお店は11月にオープンしたばかりですよね? スタジオがすぐ近くなので以前から気になっており、バレエ教室の他の先生たちと「食べに行きたいね」と話していました。

“キムチ盛り合わせ”(税込1,280円)と“海鮮チヂミ”(税込1,580円)

長谷川さんの「韓国料理店といえばこれ!」のおすすめで、乾杯はコーン茶に。程なくしてお料理が到着。3連の皿から溢れんばかりに盛り付けられたキムチと、ピザのように大きな海鮮チヂミのボリューム感に圧倒されながら、さっそくいただきます!

長谷川さん:
私は韓国料理好きですよ。バレエをしている人には韓国料理好きは多いのではないでしょうか。野菜が多く使われていますし、唐辛子で代謝が高まるのでレッスン前の食事にもいいですよね。

海鮮チヂミは韓国料理屋さんに行ったら必ず注文する鉄板メニューです! こちらのチヂミはふわふわ系の生地にアサリやエビがゴロゴロと入っていますね。海鮮大好きなのでうれしいです。キムチも素材の甘みが感じられて、とてもおいしいです。

コロナ禍で仕事がゼロに…
逆境から生まれた “Plume Ballet Arts”

画像:“Plume Ballet Arts” のレッスン風景(長谷川さん提供)

4歳からバレエを始め、ジュニアからシニアまで数多くのコンクールで入賞経歴を持つ長谷川さん。高校卒業後からバレエ団に所属し、バレエダンサーとバレエ講師として活動されていたそうです。転機が訪れたのは2020年。コロナ禍の訪れをきっかけに “Plume Ballet Arts” を設立し、バレエ指導者としての人生を歩み始めました。

長谷川さん:
“Plume Ballet Arts” を開く前は、バレエダンサーをしながら副業のような形でバレエクラスの雇われ講師をしていました。ところが、2020年4月に新型コロナの緊急事態宣言が発出されると、バレエの舞台もレッスンもできなくなり、一時的に仕事がゼロになってしまいました。

そこでバレエのオンラインレッスンを始めてみたところ、バレエ業界では先駆けだったためかあっという間に広まり、150人くらいの方が自宅からレッスンに参加してくださるようになったんです。遠方の方や、初めてお会いする方など、毎日たくさんの方とレッスンしていました。

長谷川さん:
そんな日々を過ごしているうちに、「もしかして私、もう独立して自分の教室をやってみたいのかも?」と思うようになっていったんです。それから起業の準備を始めて、2020年7月に対面レッスンを再開するタイミングで “Plume Ballet Arts” を立ち上げ、再スタートを切りました。だから、コロナ禍があったからこその今なんですよ。

開業当初は品川駅高輪口近くにスタジオを構えていたのですが、そのスタジオが手狭になってきたのを機に移転を決めて、2022年に現在のスタジオへ引っ越してきました。品川駅から天王洲アイル駅へ最寄りが変わってしまいましたが、付いてきてくださった方には感謝ですね。

大人からの初心者バレエも大歓迎!
親子デビューも夢じゃない

テーブルには、メインとして注文した“イイダコプルコギ鍋”がやってきました。浅めの鉄鍋で煮る韓国式の鍋料理ですが、それにしてもこの量は圧巻! 卓上コンロに火をつけて、ぐつぐつと煮えるお鍋の音とともに、長谷川さんの話は続きます。

“イイダコプルコギ鍋 2人前”(税込3,960円)

長谷川さん:
“Plume Ballet Arts” では初心者から熟練者までのレベルに合わせて3段階のクラス設計をしているので、初めての方やブランクのある方も大歓迎です。実際に、「運動不足をどうにかしたい」とジム感覚で始める方もいれば、テレビや舞台で見たバレリーナに憧れて始める方もいます。最近はお子様がバレエを始めたのをきっかけに、お母様もバレエデビューするというケースも見られるようになりました。すてきですよね。

私はバレエをゼロから教えるのが大好きです。自分自身が不器用でバレエを身につけるのに時間がかかったので、教えるのに向いているんだと思います。少しオタク気質というか、できないことを何度も練習することに楽しみを覚える性格なので、生徒さんも「できてないところは正直に指摘して欲しい!」「ちゃんと教えて欲しい!」と考えるタイプのストイックな方と相性がいいみたいですね。

加熱中、店のスタッフが鍋の様子をみながら具材を食べやすい大きさにカットしてくれた

お鍋の具材に十分火が通り、イイダコプルコギ鍋が完成! お味はいかがでしょう?

長谷川さん:
イイダコがプリプリコリコリで、めちゃくちゃおいしいです。辛味はそれほどでもなく、甘辛系で後を引きます。これは癖になりそうなお味!

“潤ちゃん”の店主によると、最近の韓国料理が甘みを強める傾向にあることに加えて、日本の食材を使用していること、日本の野菜は韓国に比べて甘みの強いものが多いことが、“潤ちゃん”の料理の味の特徴をつくっているのだそう。本場韓国の味付けに日本の食材の長所も得て、店主は「韓国で食べるよりおいしいよ!」と胸を張ります。

長谷川さん:
たしかに、カクテキの大根もサクサクで甘みがあって、とてもおいしいと思っていました。ランチも気になるし、次回は先生たちを連れて食べに来ます!

バレエのある人生の豊かさを、
多くの人に伝えたい

最後に、長谷川さんのこれからの目標を聞きました。

長谷川さん:
子供のバレエは続けるのが難しいんです。「きっといつかは花開く」と信じて努力しても、その時がいつ来るのか、来年なのか10年後なのかは、誰にもわかりません。バレエを続けるのにはお金もかかりますから、花開く日が来る前に辞めさせてしまう親御さんも多いです。難しい問題ですが、子供本人の意向と関係のない理由で辞めることになるのは残念ですよね。

だからこそ私は、コンクールで賞をとることや、バレリーナとして舞台に立つことを目的としないバレエもあることを伝えていきたいです。「今日はレッスンがあるから仕事をがんばろう!」とか、「去年できなかったことができるようになった!」とか、「発表会で人前に立つのに慣れているから面接で緊張しなかった!」とか、バレエから得られるものは賞歴や称号以外にもたくさんありますから。

ここで得たことを糧として、豊かな人生を過ごしてもらうための場所。それが、私が目指す “Plume Ballet Arts” の在り方です。

食後に “Plume Ballet Arts” を見学させていただいた。海外の一流バレエ団でも使用されている特別なリノリウムを張った、長谷川さんこだわりのスタジオだ

長谷川さん:
バレエ教室の経営者になってみて、「もしかしたら私、この道に向いているかも?」と感じています。家賃の支払いも日々の営業も発表会の準備も、今はほとんど自分でやっているのでもちろん大変ですが、もともと何でもやりたいタイプなので、苦には感じないんです。むしろ経営学の勉強もしようかなと思うくらい。周囲からは「少し手放した方がいいよ」といわれるので、そこはこれからの課題です。

将来的には、指導も手放して経営に専念して、先生たちの働く環境を良くすることを考えているかもしれませんし、その逆に、指導に専念して一生を過ごすかもしれません。個人的にはシニアバレエもやってみたいし、保育園や老人ホームでの出張教室にも興味があります。天王洲のスタジオ経営が落ち着いてきたら、新しい挑戦をしてみたいですね。

* * *

4歳でバレエを始めた長谷川さん。そのきっかけは、見学に訪れたバレエ教室の先生から「レオタード貸すからやってみる?」と誘いをうけ、親に聞くこともなく1人でレッスンに加わったことだったのだそう。それからのバレエの道は厳しく、苦しいこともたくさんあったそうですが、「バレエを辞める選択肢は一度も考えなかった」と、きっぱりと言い切りました。

そんな経験をしてきた長谷川さんだからこそ、 “Plume Ballet Arts” の生徒に対して時に厳しく接しながらも、その裏ではバレエを続けてくれることを誰よりも願い、生徒が長くバレエを続けられる環境を作ろうと、さまざまな施策を実行しています。

「新年を機になにか新しいことをやってみたい」
「子供の頃に憧れたバレリーナへの夢を叶えたい」
「一生続けられる趣味が欲しい」
など、バレエへの興味が少しでもある方は、ぜひ一度 “Plume Ballet Arts” で体験レッスンを受けてみてはいかがでしょうか。厳しくも温かい先生たちが、扉の奥で待っていますよ。

それでは次回の記事もお楽しみに。

【店舗情報】韓国料理 潤ちゃん 天王洲アイル店

住所|東京都品川区東品川2-2-8 スフィアタワー天王洲CW棟 1階
TEL|03-6712-0018
MAP|https://maps.app.goo.gl/NtpP36AACrMdCici9  
HP|https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131404/13303834/