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品川セントラルガーデンでの実証実験企画を進める東邦レオ山田さんとこっぺぱんタイム【なのコッペ。】

品川にゆかりのあるゲストをお招きしながら、地元飲食店の魅力を伝える“Re-FRESH”。今回は、東邦レオ株式会社山田 佳乃さんと北品川の“なのコッペ。”のテイクアウトを利用して、品川セントラルガーデンにてお話を聞きました。

“グリーンなライフスタイルの街づくり”を通じて、人が人らしく暮らせる環境作りに取り組んできた東邦レオは、2024年10月4日(金)より品川セントラルガーデンで開催されるイベント“Shinagawa FOR REST”の企画支援を行い、山田さんはその中心的な役割を担います。

“品川セントラルガーデンに滞在する時間をもっと豊かなものに”という“Shinagawa FOR REST”のコンセプトを、山田さんたちはどのように実現しようと考えているのでしょうか。北品川のコッペパン専門店“なのコッペ。”のテイクアウトで木漏れ日のカフェタイムを過ごしながら、品川セントラルガーデンの魅力や“これから”についてお話を伺いました。


今回の舞台“なのコッペ。”

京急線 北品川駅から徒歩5分。品川セントラルガーデン近くの“なのコッペ。”は、2024年4月にオープンしたコッペパン専門店です。

仕入から製造まで店主が一人でこなしているため、現在の営業日は週3日で、情報発信はSNSの"インスタグラム"のみ。しかしその評判は口コミで広まり、オープン後たったの数ヶ月で開店待ちの行列ができるほどの人気店に。昼過ぎには売り切れてしまう日も多いとのことで、今回は特別に開店前の撮影を許可していただきました。

ゲストの山田さんと共に、いざ店内へ! ショーケースにずらりと並ぶコッペパンは実に壮観です。

山田さん:
いつでもお店が開いているわけではないという特別感がいいですね。パンの種類が多くて、眺めているだけでも楽しいです!

"なのコッペ。"で販売されるコッペパンは、1日に合計100個前後とのことですが、驚くのはその種類の豊富さ。毎日20〜24種類ものラインナップが用意され、その内容は定番3品を除き日替わり。さらに、1営業日につき1種類は新作が登場しているのだとか。

山田さん:
今日の新作の“チーズ月見ハムカツ”が気になっています。コッペパンで
月見”ってレアですよね。“迷ったらコレ!”の“ハムカツたまご”と“フィッシュフライ”もいいし……ああでも、ランチ用に選ぶとしたら、やっぱり“よくばり3種”かな?

惣菜系はボリュームたっぷりで、女性なら1個でもお腹が満たされそう。半分サイズのコッペパンセットの“よくばり3種”(内容・価格は日替わり)は、量も価格も絶妙!
ショーケース最下段はおやつ系コーナー。人気のメロンパン系コッペも、いちごジャムやあんバターといった素朴系コッペも、全種類コンプリートしたくなる

山田さん:
おやつ系もあるんですね。“しながわカスタードメロン”、“チョコチップメロン チョコクリーム入り”……おっと、“バターしみこむ塩メロンパン”は一番人気の商品なんですね。せっかくですから、今日はメロンパン食べ比べをしようと思います!

山田さんと品川セントラルガーデンをお散歩

“なのコッペ。”を出た後、品川セントラルガーデンに到着しました。木漏れ日が心地よく、都会の喧騒を忘れるような自然と調和した空間で、仕事による疲労感がスッと軽くなるような気がします。

どの場所で“こっぺぱんタイム”を過ごそうかと相談しながら品川セントラルガーデンを散策していると、山田さんはなぜか地面が気になる様子。ふと足を止めると、落ち葉を拾って見せてくれました。

山田さん:
この辺りの木は“カツラ”ですよね? 私、大学院生の頃はカツラの研究をしていました。このかわいらしいハート型の葉っぱが特徴で、触ると手ざわりがいいですよね。落葉する頃にカラメルのような甘い香りが漂うんですよ。

カツラをきっかけに、日本東西の土壌の違いや都市に適した木の特性まで話題は広がった。ほんの少し樹木の知識を得ただけでも、都会の緑の見方が大きく変わったように感じた

森林資源学研究室を卒業して、今もカツラを目の前にして生き生きと動き出した山田さん。さぞかし緑が好きなのだろうと思い質問すると、少し意外な答えが返ってきました。

山田さん:
実は樹木そのものへの興味はあまり……(笑)。研究室が森林系だったのは、林業への課題意識からです。日本は国土の3分の2が森林なのに木材自給率は3割で、輸入木材がないと建物を作れないんです。このままだと50年後はどうなっているのだろう、という危惧を感じていました。

就職先に東邦レオを選んだのは、「こういう企業なら、50年後の日本の社会にいい影響を残す仕事ができるのではないか」と思ったからです。当社は"グリーンインフラ"という都市緑化などの技術に強みのある会社なのですが、2017年からクリエイティビティを強化して、"世界的なブランドカンパニー"を目指す方向へ舵を切りました。

入社してからはとてもやりがいを感じています。当社には参考事例がないような比較的難しいオファーも多くいただくので、お客様の期待に応えるためにはさまざまなスキルが必要です。創業60年を迎える企業ですが、中身は完全にベンチャー企業だと思いますね。

品川港南ライフがもっと豊かに!
“Shinagawa FOR REST”はどんなイベント?

山田さんの思い出の木“カツラ”に囲まれた場所に腰を落ち着け、いよいよ“こっぺぱんタイム”のはじまりです。山田さんが“なのコッペ。”で選んだ商品は、“バターしみこむ 塩メロンパンコッペ”と、“チョコチップメロンパン チョコクリーム入り”の2点。品川インターシティ内のカフェでテイクアウトしたコーヒーと共にいただきます。

山田さん:
まずは“バターしみこむ塩メロンパン"からいただきます……あぁ、パンがふかふかですね! 表面の生地はざらめがジャリッとしていてあまじょっぱいです。

大きくふわふわな“バターしみこむ塩メロンパン"(税込270円)。生地の内部には、バターが溶けた痕跡が!

山田さん:
こちらは"チョコチップメロンパン”です。チョコチップがたくさんで、しかも大粒ですね。中にはチョコレートのクリーム。幸せの塊がここに……

“チョコチップメロンパン チョコクリーム入り”(税込230円)

午前中の仕事でエネルギーを消費した頭と身体に、甘〜いパンの幸福が充満していくのを感じながら、話題は今回のテーマである"Shinagawa FOR REST"の内容に進みます。

「Shinagawa FOR REST」開催概要
■開催日程:2024年10月4日(金)~11月3日(日)
■会場:品川セントラルガーデン・品川インターシティ S&R 棟 B1F アトリウム・屋外広場
■コンテンツ:フードトラック出店、ペットグッズ販売、フリーマーケット、バンライフカー展示、屋外ヨガなど
■公式SNS:https://www.instagram.com/shinagawa_for_rest

PR TIMESより

山田さん:
“Shinagawa FOR REST”開催中は、セントラルガーデン内にテーブルや段々ベンチ、芝生、リクライニングチェアなどが置かれ、どなたでも自由にご利用いただけます。屋外ヨガ教室やコーヒーセミナー、フリーマーケット、ペットグッズ販売などのコンテンツが日替わりで開催されます。また、“食べログ百名店”に選出されたお店のスパイスカレーや、山形のソウルフードや食材を楽しめる食堂やカフェアンドバーも出店します。

そこでランチやディナーを食べたり、コワーキングスペースのように作業やミーティングをしたり、お子様連れでママ会をしたり、ぼーっと空を眺めるだけというのもいいかもしれませんね。品川駅近くにこんな特別な緑地があるということを、さまざまな世代の方に知っていただけたらいいなと思っています。

品川セントラルガーデンを港南のシンボルに!

ハード面とソフト面の充実によって滞留空間としての魅力が上がった品川セントラルガーデンでは、これまではあまり見られなかった人や利用方法を見ることができるでしょう。“Shinagawa FOR REST”が企画された背景には、そんなまだ見ぬ品川セントラルガーデンの潜在能力を可視化するというねらいも秘められています。

山田さん:
品川セントラルガーデンは大きなポテンシャルを秘めた空間です。名だたる企業が集まる品川・港南エリアにある2haもの広大な空間で、しかもこれほど多くの開業後20年以上育った木々がある都市緑地なんですから!

これほど好条件の民間所有の緑地は、他にはあまり例がありません。品川インターシティが開業25周年を迎えたこのタイミングで、改めて品川セントラルガーデンの価値を見直し、これからの都市緑地のあるべき姿を提言していこうというのが、今回の"Shinagawa FOR REST"の目的です。

写真中央左奥の細い木は、今年植え替えたばかり。20年前の開園当初から植わっている周囲の木々と比較すると、その歳月の大きさがよくわかる

イメージしているのは、アメリカ・ニューヨークにある"ブライアント・パーク"です。そこはマンハッタンのオフィスビル街の中にある公園で、20世紀末ごろの大規模再生事業でとても居心地の良い空間に生まれ変わりました。現在では周辺の地価を上げるほどの存在になっています。

品川セントラルガーデンの場合、全国的な知名度はまだそれほど高くありませんが、立地や広さ、周辺環境などの条件は良いですし、何より、こうして滞在しているととても気持ちいいですよね。"Shinagawa FOR REST"ではたくさんの方にこの価値に気づいていただき、セントラルガーデンを品川・港南の目的地になるくらいに、みなさまに愛される場所にしたいです!

* * *

終始笑顔を絶やさず、元気に話をしてくださった山田さん。東邦レオには難しい相談も多く寄せられるそうですが、どんな難題を前にしても“いかにして楽しむか”にフォーカスすることを忘れないのだとか。その姿勢は、共に仕事をする人にもポジティブな影響を及ぼし、生み出される企画もきっと愉快で幸福なものになることでしょう。

“Shinagawa FOR REST”期間中は、ぜひ品川セントラルガーデンにお越しいただき、“なのコッペ。”のパンをお供にして、木々の中でのんびりとした時間をお過ごしください!

それでは次回の記事もお楽しみに。

 【店舗情報】なのコッペ。

住所|東京都品川区北品川1-9-10
MAP|https://maps.app.goo.gl/jULH8SUMNF7Yp2Qx9
HP|https://www.instagram.com/nano_coppe._shinagawa/