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税込140円からの最安値旅気分!品川駅から新幹線で「どこも行かない旅」やってみた

こんにちは!Re-FRESH編集部の塩谷です。

「不要不急の外出は控えるように」と言われてどれだけの時が経ったでしょうか。生活圏が狭まり、毎日毎日同じ景色を見続ける日々。遠出はできずますます飽きてくる。いや、そもそも遠出なんてできる時間もないし。

あーもう!どっか行きたい!!旅に出たい!!!

そんなあなたを、往復140円で行けるとっておきの旅にご招待します。
さあ、「品川駅から新幹線でどこも行かない旅」に出かけましょう!

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品川駅港南口


ひらけ!「非日常へのゲート」!

どこにも行けず不満が爆発した私は、あることを思いつきました。

「品川なら”気分”だけでも旅行に行けるのでは…?」

そうなんです、品川には遠くのどこかにひとっ飛びできちゃうスポットがあるんです。

その名も…みなさまおなじみの「JR品川駅」
新幹線駅としても有名な品川駅。新幹線の改札を通れば、旅行に行く前のようなワクワクが味わえるのではないか?と考えました。

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という訳でやってまいりました品川駅の新幹線改札前。
まずは新幹線の自動きっぷ売り場で入場券を買います。
大人1人で140円、有効時間は2時間です。たっぷり楽しむぞ!

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北口改札を通りました!新幹線に乗らないのに通っちゃった!やった!

・・・なんだか不思議な高揚感が感じられます。

新幹線のホームを目指して歩いていくと、視線を奥の方に何やら大きな写真が壁一面に貼りだされている模様。ちょっと近付いて見ましょう。

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金ぴかの何かが見える?

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なんとそこには薬師三尊像が!!

奈良県にある薬師寺の公式ホームページにはこのように書かれています。

--東海旅客鉄道株式会社 ご挨拶文より--
新型コロナウイルス感染症の流行は、私たちの暮らしを大きく変えました。人の営みの長い歴史の中で、これまで人々は多くの疫病に苦しみ、戦い、それに打ち勝ってきました。
奈良県にある薬師寺のご本尊・薬師如来像(国宝)は、およそ1300年にわたり、この世の全ての人の身心の健康を見守り続け、今も薬師寺では日々祈りが捧げられています。新型コロナウイルスを克服し、穏やかな日常を取り戻す―。
遠く奈良・薬師寺の薬師如来にこうした願いを届けたいとの思いから、今回、品川駅にて薬師三尊像(薬師如来像、日光菩薩像、月光菩薩像)の特大パネルを掲出いたします。

掲出にあたり、きちんと法要も行われているそうです。
ありがたや・・・奈良県には行けないけれど、薬師寺に行った気分を味わいました。


新幹線を見に行こう!

ここまで来たら、やはり見たくなるのが新幹線。ホームに下りて出発する人たちを見送ることにしました。

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ホームに入ってきた新幹線

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到着!!

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この時は広島行ののぞみ97号に遭遇しました。これから出張かと思われる方たちが乗り込むと、再び軽快に走り出します。


気分だけでも。

新幹線を見ていたら、旅に出たいという気持ちを掻き立てられました。

せめて、せめて気分だけでも新幹線に乗れないものかっ!!

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右奥にご注目

そんな時は、構内にある「三省堂書店」に駆け込みましょう。乗車前に立ち寄れるコンパクトなこちらの書店では、雑誌やビジネス書、漫画、小説まで幅広い品揃えが楽しめます。

特にうれしいのが、東京の地形や日本各地の城などにまつわる書籍を集めたコーナーがあること。これは旅行好きにはたまらない!

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そんなわけで、今回は『東海道新幹線の車窓は、こんなに面白い!』(栗原 景、東洋経済新聞社)を買ってみました。これは面白そう!


スタバで予期せぬ背徳感に襲われる

買った本をどこかで読もうと思った私は新幹線の待合室へ向かいます。スペースの一画にスターバックスがあったので、何か飲みながらゆっくりすることに。

この後、想定外の背徳感に襲われることになるとは思いもしなかったのである…

塩谷:(暑いし、冷たいものが飲みたいな。)

店員さん:「いらっしゃいませ!」

塩谷:「キャラメルマキアートひとつお願いします。」

店員さん:「かしこまりました。新幹線の出発時間は?

塩谷:え!?あー、えっと、まだ先なので大丈夫です!」

とっさにごまかすも急激に襲ってくる背徳感。まさか新幹線に乗る気もなくここに来たことを見透かされたのではないだろうか・・・ここに来たのは間違いだったのでは・・・!!

しかしここまで来たのだから腹を決めるしかありません。店員さんの視界に入らない席を選び、しばし読書とキャラメルマキアートを楽しみました。


旅気分を持って帰ろう

キャラメルマキアートも飲み終わったので、そろそろ帰ることにしましょう。最後に立ち寄ったのは「デリカステーション」。せっかくなので、東海道新幹線らしいお弁当を探してみました。

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赤い看板が目印です

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購入したのはこちらの「東海道新幹線弁当」(税込1,000円)です。新幹線の窓から富士山がのぞくデザイン、素敵ですね!

それでは、どこにも行かない旅を終えることにします。さようなら、品川駅新幹線乗り場!

帰宅、そして実食!

お土産を買って思い出を噛みしめるのもまた旅の楽しみです。では、さっそくお弁当を食べてみましょう。

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中身はこちら!東京から大阪まで、新幹線が停まる各駅の名物を集めたとっておきのお弁当です。

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出汁とショウガの香りが楽しめる深川めしに品川宿名物の穴子蒲焼、はじめて食べた黒はんぺん、信じられないくらいソースがしみ込んだ海老フライに味噌カツ、そして安心する優しい味付けの炊き合わせ・・・。

ひとつのお弁当の中に各地の文化が詰め込まれているようで、まさしく旅に出た気分になれる大満足のお弁当でした。

ぜひあなたも「どこも行かない旅」へ!

今回の滞在時間は1時間弱でしたが、非日常感とワクワク感が140円で味わえるというのはなかなかの発見でした。時間はないけれど少し息抜きがしたいと思った人にはおすすめのリフレッシュ方法です。

こんな楽しみ方ができるのも、品川の良いところかもしれません。
ちょっとした非日常を織り交ぜながら、明日からも元気に頑張りましょう!


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