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ランサークルなのに「コーヒー部」!?品川ランナーズテラスの秘密を探ってみた【スポツナシナガワ vol.1】

ランニング、はじめてみたいけど…

「ランニング、はじめようかな」と思ったことのある人は少なくないはず。体力を維持したい、ダイエットしたいなど、入り口は様々です。

しかし、この世には「三日坊主」という言葉があります。よしやるぞ!と思っても、本当に続けられるかどうかは別問題。むむ、どうしたらいいのだろう…。

そんなときは、ずばり先輩に聞くのが一番!

今回は品川でランニングを楽しむ「品川ランナーズテラス」の主催者、村上浩基さんに楽しくランニングを続ける秘訣を教えてもらいました。

Re-FRESH編集部・塩谷との対談方式でご紹介します!

〈プロフィール〉
村上浩基。7歳のときにTVでみた板前の世界に憧れを持つものの、足が速かったことと周りからの進めもあり、プロマラソンランナーになる。高校卒業後に単身ケニアに渡り、国際レースでの表彰など数々の結果を出す。引退後は元々の夢であった「食」の世界に転身。走ることの楽しさを伝えながら「食育」の観点から和・洋と豊富な知識のバリエーションを活かしながら自他ともに認める〝シャイな自信家″として日々キッチンで奮闘中。

村上さんプロフィール写真

こちらが村上さんです


市民ランナーとの出会いが村上さんの価値観を変えた

村上さんは高校卒業後に単身ケニアへ渡り、プロランナーとして活躍してきた経験の持ち主。しかし引退後には、それまで未知の存在であった「市民ランナー」の世界に魅了されます。

塩谷(以下、塩):市民ランナーとの活動をはじめたきっかけは何ですか?

村上(以下、村):料理人として活動していた2015年に、両国アスリート食堂のシェフとして働いていました。その時に地域のランナーと一緒に走ることになったんです。ただ、最初は未知のものに触れる感じで参加しましたね。

塩:「未知のもの」ですか!それはどのような…?

村:元プロ選手としては、市民ランナーの「仲間と楽しく走る」という感覚が理解できなかったんです。プロの世界では周りのランナーは全員”ライバル”。例え同じクラブのメンバーでも、同じレースに出れば仲間だという気持ちは持たなくなります。

塩:そこから気持ちが変わるには、どんな体験があったのでしょう?

村:両国で出会った市民ランナーのコミュニティでは、誰かがレースに出て良い成績を残せると仲間みんなで喜んでいたんです。自分のことだけではなく、仲間の喜びを共有できる関係性に影響を受けました。

品ラン準備体操

準備体操中の品ランメンバー


「仲間と楽しむ」を大切にする品川ランナーズテラス

村上さんはその後、品川アスリート食堂に移ります。「品川でも市民ランナーが集まって楽しめるような活動がしたい」と品川ランナーズテラス(通称:品ラン)を立ち上げました。品川で暮らす人、品川で働いている人たちを中心としたランナーのコミュニティで、現在は57名で活動しています。

村:このサークルをきっかけにランニング以外の共通する趣味を楽しむ仲間ができる、ということも大切にしています。

塩:ランニング以外の趣味というと?

村:品ランという集まりの中に部会があって、ビール部や日本酒部、山登り部、テニス部、スキー部なんかに参加して楽しむんです。

塩:スポーツに限らず色々あるんですね!

村:主催者である自分もすべては把握しきれていないと思いますよ(笑)。今日はこのインタビューの後にコーヒー部の集まりがあるんです。

塩:コーヒー部はどんな活動をしているんですか?

村:コーヒー豆やコーヒーの淹れ方について語らったり、部員で集まってカフェを目指して走ったりしています。

塩:カフェまで走るというのは、品ランならではですね。

品ラン走る

高浜運河沿いを快走


「誰かと走る」ことも、続けるコツのひとつ

「品ラン」で仲間と集う楽しさを届ける村上さん。とはいえ、ランニングをはじめないことには品ランの仲間になれません

塩:ランニングって、どんな場所でするのがいいんでしょうか?

村:誰もいない場所で走るのと、他に走っている人がいる場所で走るのとでは全然違います。例えば、皇居に行けば大抵誰かが走っていますよね。いつも行くようになると、他の常連ランナーと自然と仲間になったりもするし、逆にライバルだと思って負けずに頑張ろうと思えたりもします。

塩:最初から一緒に走る仲間を作ろうとしなくても自然と仲間ができるものなんですね。

村:あとは、誰かに見られているから手を抜く訳にもいかない、というところもありますね。

塩:た、確かに…!

村:イチからランニングを始めるのであれば、まずは家から出て、いつも買い物しに行くお店までジョギングしてみるところから習慣化してみるといいですよ。

塩:いつも通る道からスタートしてみます!

村:仲間と楽しむと言えば、平日の朝に仲間と集まってランニングをするのって働く大人におすすめの習慣なんです。

塩:平日の出勤前のランニングですか?

村:そうです。出勤前に共有できる感覚を持った人たちと顔を合わせて頑張って楽しむことで、1日の活力が上がってくると考えています。

塩:ランニングをしている人たちって、健康維持や自分磨きなど何らかの向上心を持っているイメージです。そんな仲間たちで集まれば、前向きな気持ちで仕事に臨めそうですね!

品ラン走る2

走るみなさんの顔に笑みがこぼれます

ランニング、品川で楽しくはじめてみたくなりました!

なんだか、ランニングって思ったよりも気軽に始められそうですね!

「諦めずにランニングを継続できるか」を自分ひとりとの戦いにするのではなく、ランニングサークルのような仲間と集うためのコミュニティに加わることで楽しく継続していけそうです。

品ランのみなさんに会いに行けるように、まずは自主練習からはじめてみます。

みんなにも読んでほしいですか?

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