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スポーツで港南を盛り上げたい!品川CCを知る後編【スポツナシナガワvol.2】

品川港南を拠点にサッカー、バスケットボール、チアダンスのチームを展開する品川CC(カルチャークラブ)。

前編では、港南を拠点とした理由や港南での活動について、また地元の子どもたちとの関わりの中で感じる「誇れるふるさとづくり」への想いを紹介しました。


品川CC代表の吉田祐介さんのお話を、前編に続きRe-FRESH編集部塩谷との対談形式でお送りします!

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吉田祐介さん。今回はオンラインでの取材となりました

(カバー画像は品川CC横浜Facebookページより↓)


地域を大切にする理由

塩谷:
お話を聞いていて気になったのですが、「地域を大切にする」ことをかなり大切にされていますよね。

吉田さん:
はい、ただ強いだけのチームではなく、地域に愛されるチームをつくりたいということはずっと前から考えていることです。

塩谷:
それはどのような想いから考えられていることなのでしょうか?

吉田さん:
地域間の関係が希薄になっていることが、世の中の課題だと感じています。一方で、地域を盛り上げようと活動している人もたくさんいます。自分たちもその活動のひとつとして、スポーツの力を活かして地域を盛り上げたり、地域のハブになったりできればと考えています。

塩谷:
スポーツの力というと、具体的にはどんなものだと考えていますか?

吉田さん:
人と人を繋げる力、ですね。これは活動する中で実感させられることでもあります。

子どもたちにサッカーを教えている時に、例えば初めて会う選手が来ても、ボールひとつあれば子どもたちが自然と寄ってきて、一緒にボールを蹴り始めるんです。そんな様子を見ていると、理想的だなと思いますね。

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品川CCが運営サポートする下部組織
港南FC(サッカー少年団)の様子
(引用:港南FC Facebookページより)


吉田さんが考える「スポーツ文化が根付いた街」とは?

塩谷:
スポーツで街を盛り上げたいということなのですが、その想いを抱く原体験のようなものはあるのですか?

吉田さん:
大学生のとき、卒業論文でヨーロッパのスポーツクラブを扱ったのですが、日本よりもさらにスポーツが文化として根付いていると感じました。

ドイツやイタリアなどでは、自分の街を象徴するものとしてスポーツクラブがあって、そのクラブが例え強くなくてもみんなで応援して、その街をみんなが愛しているんです。その姿を見て、いいなと思いました。

塩谷:
文化としてスポーツが根付いているというのは、どんな状態なのでしょう?日本とは大分違うのでしょうか?

吉田さん:
全然違いますね。海外だと学校の部活でスポーツをする文化がありません。その代わりに、放課後は学校でスポーツをするのではなく街のスポーツ施設に行くんです。

塩谷:
そうなんですね!言われてみれば、学校にいるときはスポーツをする機会があっても、大人になると一気になくなるイメージがあります。

吉田さん:
例えばドイツの場合がそうなのですが、大人から子どもまで、一般の人からプロチームまでが活動できるような総合スポーツ施設があって、そこが地域のコミュニティとしても機能しているんです。品川CCでも、そんなコミュニティをつくることに貢献していきたいと思っています。

品川CC横浜の練習試合の様子


品川CCとして、港南でこれからやってみたいこと

塩谷:
港南でこれからスポーツ文化を育てていくとして、これからどんなことをやっていきたいと考えていますか?

吉田さん:
人が行き交う街なので、もっと人と人の接点をつくっていきたいですよね。

塩谷:
確かに、すれ違うだけの人ならたくさんいるのですが、すれ違うだけなんですよね・・・。

吉田さん:
ワーカーが仕事が帰りにちょっと一汗流せる場所があったら違うのにな、と思うんです。例えば駅周辺の広場にストリートバスケットコートがあったらいいな、とか。

塩谷:
街中にバスケットコート!いいですね。

吉田さん:
地域の企業や住民と連携してスポーツ施設、文化施設をつくることが目標です。体育館があったり、バスケコートがあったり、カフェがあったりして、そこに行けば誰かに会える。住民もワーカーも集えるような場所になって、住民とワーカー対抗のスポーツ大会なんかができればいいなと思っています。

塩谷:
日本には、まだそういう街のモデルはないのでしょうか?

吉田さん:
ないですね。ないのですが、そんな街の姿って「品川らしい」のではないかと思います。

塩谷:
「品川らしい」ですか?

吉田さん:
品川って、最先端でオシャレな街、と言い切れる街ではないと思っていて(笑)。ちょっと古臭い要素もあって、でもビジネスでは最先端を行っている特殊な街だからこそ、スポーツのような汗臭さ、泥臭さの要素があるのもこの街らしさになるんじゃないでしょうか。

塩谷:
そうですね、最先端かつ昔ながらの人情味のある街になっていきそうです!

吉田さん:
品川CCにとっては、子どもたちの憧れの存在であること、スポーツができる環境を整えていくことが社会的なミッションだと思っています。新型コロナが落ち着いたら、また地域の方々との交流も始めていきます。

品川CC横浜 2020シーズンポスター


港南の未来にワクワク!

いかがでしたか?

スポーツチームがあるだけでなく、それによって街に変化が起こっていくかもしれないというのはとても楽しみですね。

スポーツがしたい人、応援したい人はぜひ品川CCの活動をチェックしてみてください!

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