見出し画像

日本一のホットドックを目指す店主と常連のカメラマン・ヨッシーさんの掛け合いが面白い。北品川の名物カフェ【KAIDO books&coffee/品川区北品川】


Shinagawa peopleであれば一度は名前を聞いたことがあるかもしれない“KAIDO books&coffee”。

北品川商店街のど真ん中に位置し、国内外の土地や旅に関する本が1万冊以上並ぶ人気のブックカフェが、今回のゲストとの待ち合わせ場所です。



撮る側が、撮られる側に?


Re-FRESH編集部がお店に到着すると、今回のゲスト・フリーカメラマンの鈴木快彰さん・通称ヨッシーさんは、店主の佐藤亮太さんとお店自慢のコーヒー片手に談笑中。

アメリカーノ(¥500)


ヨッシーさん:
撮るのはやってても撮られるのって慣れてなくて。僕、絵になります(笑)?

カメラを向けられたヨッシーさんがそう話すと、「オジサンじゃ絵にならないよ(笑)!」とすかさず佐藤さんがツッコミを入れます。

今回は常連・ヨッシーさんと、店主・佐藤さんの掛け合いを中心にお届けします。



釣具屋店員からのキャリアスタート、いつの間にかカメラマンに!?


ヨッシーさん:
昔から釣りが好きで、大学卒業後は釣具店に就職しました。数年働いてからワーキングホリデー制度を活用してオーストラリアに渡ったのですが、実はそれも釣りたい魚がオーストラリアにいたから。

オーストラリアでは様々な地域を巡っていて、各地での魅力を体感していくうちに地域づくりに興味を持つようになり、帰国後には北品川にある「ゲストハウス品川宿」のスタッフになりました。このゲストハウスは地域のお店や施設と連携してお客さんに街を丸ごと楽しんでもらう取り組みが特徴なんです。

 佐藤さん:
うちの店に初めて来たのはゲストハウスのスタッフになった頃だよね。初対面の時はてっきり年上かと思ってたから、同い歳って聞いた時びっくりしたよ。

ヨッシーさん:
ちょっと(笑)!
歳のことはさておき、カメラマンを志したのはその頃で、インバウンド向けの街歩きツアーの撮影を担当した際に、僕が撮った写真を見て街の人たちがとても喜んでくれたんです。それまで本格的に写真を撮ったことはなかったけど、「カメラマンっていいな」と思って。

佐藤さん:
CDショップのポスターデザインの仕事もしてたよね?

 ヨッシーさん:
DTPオペレーターとしても活動してました。ゲストハウスを卒業後はIT企業に勤めていましたが副業としてカメラマンのキャリアをスタートさせて、昨年の秋にカメラマン専業になりました。

しながわ宿場まつりの「おいらん道中」で撮影(提供:ヨッシーさん)



3年間、一貫して食べ続ける「サルサドッグ」


左からプレーンドッグ、KAIDOドッグ、パクチー塩レモンドッグ(提供:ヨッシーさん)


お店の看板メニューは、「日本一を目指す!」と宣言するホットドッグ。

要となるジューシーなソーセージ、カリッと焼き上げたクッペパンはどちらも自家製。トマトとチーズがマッチした定番のKAIDOドッグや、ニンニクとパセリの香りがクセになるチミチュリドッグなど、4~5種類の味から選べます。

ヨッシーさん:
最近の一番のお気に入りはサルサドッグです。
 

佐藤さん:
いや、しばらくサルサドッグしか食べてないじゃん

 ヨッシーさん:
何だかんだで選んじゃうんですよ!辛くて酸味もあって、パンチはあるけど爽やかな感じが良いんです!

サルサドッグとサラダ&スープ付きのランチセット(¥1,000)



気心知れた店主だからこそ引き出せる、とびきりの「旅」トーク


ヨッシーさんの経歴の中でも、特に気になるのはオーストラリアでの2年間。「聞かずには帰せない!」と佐藤さんが話を振ります。

佐藤さん:
オーストラリアのあの話聞かせてよ。

ヨッシーさん:
ポートヘッドランドという街の鉄鉱石採掘場の仕事がものすごく大変で。「超儲かる」と聞いて飛びついたら、40℃を超える灼熱の中、危険な薬品で重機を洗浄する過酷な仕事でした。しかも先輩がめちゃくちゃ怖い!ムキムキの元K-1ファイター候補生で、仕事のことをちょっと質問しただけで「Kill you!!」って怒鳴るんです。しかもその先輩とonもoffも一緒に過ごさなければならない。水が少ない地域だったのでシャワーを1分で済ませなければいけない中、ちょっとでもオーバーすると怒られるし、途方に暮れてました。

佐藤さん:
舌が溶ける奇病で入院したっていうのはその頃?

ヨッシーさん:
それはその後、ブドウ畑で剪定の仕事をしていた時。
入院した病院がずるいんです。僕が少しグレードの高い保険に加入しているのがわかったとたん、勝手に一等病室に入れられて、退院したら100万くらい請求されました。

佐藤さん:
一等病室に入ったから完治したのかもしれないよ!
やっぱり何回聞いても笑える。



写真は形に残る。撮影で思い出と感動を届けたい。


ヨッシーさんが多く撮影しているのは人物写真。ウェディングや七五三、成人式など記念写真の依頼が多く寄せられます。

ヨッシーさん:
人物写真を多く撮影している理由としては、「感動を届けたい」という思いがあります。大切な記念撮影で届けた感動は、自分にも返ってくる気がするので。

 依頼者を品川に招いて撮影し、この街を楽しんでもらうこともあるといいます。

 佐藤さん:
撮影終わりにお客さんをうちに連れてくることもあるよね。

 ヨッシーさん:
そうそう。「日本一のホットドッグが食べられるよ」って振袖を着たお嬢さんをお連れしたりね。


品川神社にて撮影した成人式の前撮り写真


今後は写真だけでなく、DTPオペレーターの経験を活かしグラフィックを活用した作品も提供したいと話すヨッシーさん。「ヨッシーさんに感動を届けてほしい!」という方は、是非InstagramのDMからご依頼を。

ヨッシーさんのInstagramをチェック!https://www.instagram.com/photoisgroove/?hl=ja



“旅”をテーマにした“KAIDO books&coffee”には、一風変わった面白い人が引き寄せられるようです。またそんな面白い常連さんをつかんで離さないのは、店主・佐藤さんの人柄なのかもしれません。

日常に飽きて気分転換したいときには、ぜひ“KAIDO books&coffee”へ。美味しいホットドッグと、今まで会ったことのないような人との出会いがあなたを待っています。

それでは、次回の記事もお楽しみに。




【店舗情報】KAIDO books&coffee


住所|〒140-0001 東京都品川区北品川2丁目3−7 丸屋ビル 103
TEL|03-6433-0906
Facebook|https://www.facebook.com/kaido.tokyo
Instagram|https://www.instagram.com/kaido_booksandcoffee/?hl=ja
MAP|https://g.page/KaidoDogs?share

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!