“T・ジョイPRINCE品川”の東さん・大日方さんと、モッツァレラ専門店でシアター談義【オービカ モッツァレラバー 高輪店】
品川にゆかりのあるゲストをお招きしながら、地元飲食店の魅力を伝える“Re-FRESH”。今回は、高輪の“オービカ モッツァレラバー 高輪店”にて、“T・ジョイ PRINCE 品川”の東 啓五さん・大日方 博昭さんのお二人にお話を聞きました。
2002年開業の“品川プリンスシネマ”がリニューアルする形で2016年に誕生したT・ジョイ PRINCE 品川は、品川エリア最大のシネマ・コンプレックス。品川駅高輪口からほど近い品川プリンスホテル敷地内の、バラエティ豊かなエンターテインメント施設が集まるエリアの中で、子どもから大人まで、幅広い年代の方が楽しめる映画を上映しています。
港南・天王洲エリアがさまざまな屋外映画祭イベントで彩られるこの秋、映画の世界に浸りたい方のため、T・ジョイ PRINCE 品川の魅力を改めてご紹介いただきました。“オービカ モッツァレラバー 高輪店”のモッツァレラ尽くしのお料理とともにお楽しみください。
今回の舞台“オービカ モッツァレラバー 高輪店”
品川駅高輪口から横断歩道を渡ってすぐ。“オービカ モッツァレラバー 高輪店”は、イタリア・ローマ発のモッツァレラ料理専門店“Obicà”の日本国内5店舗目として2018年にオープンしたレストランです。
エントランスは“ウィング高輪WEST”のセンターコートに面し、デッキには自然光が降りそそぐテラス席。ガラス張りの店内は色彩を抑えたシンプルな内装で、木の素材を取り入れたインテリアが上質さを感じさせます。
品川駅からT・ジョイ PRINCE 品川へ向かう動線の途中に立地するため、映画鑑賞の前後に利用する方も多いそうですが、ゲストの東さん・大日方さんは今回が初めてのオービカ訪問とのこと。しばし肩の荷を下ろして高輪のアフターファイブを楽しみながら、お二人のTジョイ愛を存分に語っていただきましょう!
大日方さん:
品川プリンスホテル周辺には、映画館、水族館、ライブホール、ボーリング場などのエンターテインメント施設が集まっており、“品川エンターテインメントタウン”とも呼ばれています。これだけアクセスの良い場所で、宿泊と遊びをセットでプランニングできる施設はなかなかありませんよ。
東さん:
確かに! 私はこれまで全国6都市で勤務してきましたが、この環境の劇場は他に思い当たりません。唯一無二と言ってもいいのではと思います。
お二人の映画愛を引き出すオービカのお料理の主役は、イタリアから空輸で届くフレッシュモッツァレラチーズ。メインの水牛ミルク100%のモッツァレラは、本場・南イタリアのカンパーニャ地方で伝統的な製法で製造されたもので、入荷後も“常時18℃”の温度を保つことにより、最高の状態での提供を実現しています。
今回はアラカルトメニューの中からモッツァレラ尽くしの3品をオーダーしました。1品目は、“3種モッツァレラと産直トマトの盛り合わせ”。下記3種のモッツァレラを、真っ赤に熟したミニトマトと共にいただきます。
大日方さん:
クラシカはナイフから感触が伝わってくるほどもちもちですが、噛みしめるとジューシーで、甘みと塩味を感じます。水牛モッツァレラは初めていただきましたが、とてもおいしいです。
東さん:
ブッラータはふわふわと柔らかくてクリーミー、アッフミカータは内部までしっかりとした薫香があります。どれもおいしいですが、私はアッフミカータが一番気に入りました!
T・ジョイ PRINCE 品川の見どころは?
モッツァレラ尽くしの食卓はこの後も続きますが、ここで一旦、T・ジョイ PRINCE 品川の話題へ。お二人のお仕事や、T・ジョイ PRINCE 品川の魅力についてお聞きします。
大日方さん:
私は当劇場が品川プリンスホテルの直営劇場“品川プリンスシネマ”としてオープンした2002年から運営に携わっています。2016年に株式会社ティ・ジョイとの共同運営に替わってからは、ホテルと劇場の間をつなぐ役割や、接客、人材育成などを担当しています。
東さん:
私はティ・ジョイに入社してから全国の複数の運営劇場で経験を積み、半年前にT・ジョイ PRINCE 品川のサイトマネージャーに就任しました。仕事内容としては、運営オペレーションのマネジメントをしたり、上映スケジュールを組んだり、イベントのとりまとめをしたりといった感じです。
東さん:
上映スケジュールを組むのは結構難しいんですよ。当劇場は客層が幅広いので、限られた上映枠の中でできるだけ多くのお客様にご満足いただくにはどうしたらいいか、毎回パズルゲームのように頭をひねって考えています。
大日方さん:
当劇場の魅力と言えば、都内最大級のIMAXデジタルシアターも欠かせません。ぜひ一度は体験してみていただきたいです。
東さん:
IMAXは、映写システムやスクリーンの大きさ、座席配置などに、シアターごとの特徴が現れます。品川のIMAXは現在主流の“IMAXレーザー”ではなく、光源にキセノンランプを使用する“IMAXデジタル”と呼ばれるシステムです。座席はスタジアムのように傾斜が大きくついていて、そこから巨大なスクリーンを観るので迫力があります。品川のシアターの造りをご評価いただいているお客様も多く、シアターの特徴を認識することも、映画鑑賞の楽しみのひとつだと思います。
テーブルには温かいモッツァレラ料理2品が続々と到着!
ピッツァは、ウンブリア産トリュフ、マッシュルームペースト、水牛モッツァレラを使用した“タルトゥーフォ”。生地には厳選したイタリア産小麦粉を用い、古代ローマ時代から伝わる"ピンサ"をもとにした独自製法で作られています。そして、もう1品は“トラディショナル ラザニア”。器の縁から今にも溢れ出しそうな水牛モッツァレラの下には、オービカ特製のミートソースが隠れています。
東さん:
ピッツァはトリュフが香って、とてもおいしい! ラザニアはアツアツですね。ピッツァにも増して贅沢にチーズがのっていますよ。
大日方さん:
今日いただいたお料理は、すべてが今まで食べたことのないほどのおいしさでした。ごちそうさまでした!
劇場で映画を観る一日を、品川でもっと面白く!
品川駅から徒歩2分のホテル内にある映画館、T・ジョイPRINCE品川。ターミナル駅である品川駅近くにこのように魅力的な映画館があることを改めて知った読者の方も多いのではないでしょうか。仕事の終わりに一人もしくは同僚・友人とリフレッシュのために映画を観る、ショッピングやエンタメ体験後に家族と映画を楽しむ、ホテル宿泊中に映画を楽しむ。そういったさまざまな楽しみ方が可能なのも品川だからこそかもしれません。
劇場で映画を見ることの魅力について、お二人が最後に語ってくれました。
大日方さん:
“劇場で観る映画”って、娯楽として必須の存在だと思います。新型コロナ禍では日本中の劇場が苦しい立場に置かれ、ネット配信メディアが成長しましたが、それでも映画館文化の衰退には至りませんでした。みんなで一緒に映画を観て同じ体験を共有できるというのは、映画館だからこそ提供できる価値なのだと再認識しました。
東さん:
それに、劇場で観る方が作品に没入できると思います。私の場合、家で映画を観ようとしても、スマートフォンや食事などに気が散ってしまって、始めから終わりまで集中して見続けることが難しいんですよね。劇場なら暗いし、携帯もおしゃべりも禁止だから、2時間きっちり映画に集中できる。そんなところも映画館の価値だと思います。
大日方さん:
さらに当劇場なら、映画に水族館や宿泊、レストランなどのエンターテインメントを組み合わせることができます。
東さん:
売店には生ビールやハイボールもあるので、レイトショーでちょい飲みもいいですよね。平日の夜は比較的空いているので、品川エリアで働くみなさまにも気軽にお越しいただけたら嬉しいです!
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品川港南エリアでは“上映イベント”という形で映画が注目されていますが、そんな楽しみ方が生まれ、多くの人に受け容れられてきたのは、常設の映画館があるからこそ。そのことは、これまでRe-FRESHでご紹介してきた映画イベント関係者へのインタビューでも、度々語られてきました。
これから年末に向けて、T・ジョイ PRINCE 品川は注目作品が目白押しの映画シーズンへ突入します。そして港南エリアでは、映画の魅力を屋外で体験できる“品川国際映画祭”が開催されます。
今後、品川駅東西の両エリアが“映画”という共通項でつながり、映画館と屋外シアターで映画を楽しむスタイルが、品川ならではの映画文化として広がっていく日が来るかもしれません。
それでは次回の記事もお楽しみに。
【店舗情報】オービカ モッツァレラバー 高輪店
住所|東京都港区高輪4-10-18 京急ショッピングプラザウイング高輪 WEST 1F
TEL|050-1807-6985
MAP|https://maps.app.goo.gl/2iHMwvRqdHDxL8AN9
HP|https://obica.jp/pages/takanawa